2017-02-01から1ヶ月間の記事一覧

まち

我が生活拠点の町に澁谷くんが訪れたのは二回目で、一回目同様にこの町のことを賞賛していた。"生活の町"といった具合に田舎なところなので空が広く樹々が多く、それも中々に彫刻性を持った樹ばかりで空はよく見えるし団地もあるし夕方にはちゃんと知らない…

別にどこにもいたくないから何処だっていいよここにいてくれよ

きみの部屋に女が来てきみに触って帰っていったそれは夏の終わりの夜だったきみは女の肌を思い出しながら不味い弁当を喰って寝る女の肌は白くて汚い肌女の肌は白くて汚い肌わたし誰とでもやっちゃうの、わたし誰のことも愛してないのそれは僕もだよそれは僕…