最高に最悪だね

なにものにもなれないということは、会いたくて会いたくて堪らなくて会えたらそれだけで生きていけるってひとと会える訳が無く、そしてそんな自分より遥かに愛情や熱意やそのひとと対峙したそのひとの何らかにのめり込んだ歴史が浅い人間ばかりがそのひとたちと会えてしまい、自分は「会った」という事象ばかりを捉え阿保のように浮き浮きと垂れるその目尻を恨めしげに見遣ることしか出来ないということ。
最悪だ。