わたしのなかの壊れてない部分

壊れかけて仕事を辞めた。

仕事を辞めてすこし元気になったら、今度は辞めた1ヶ月分の生活費のことが脳内をぐるぐるぐるぐる廻りはじめ、金策のためにとても嫌で心の底からかったるい仕事に手をつけはじめた。

とても嫌で心の底からかったるい仕事は、良い職場を探すことがとても難しく、大抵求人情報は詐欺である。

すこし元気になった体と心が、またすこしずつ壊れはじめている気がする。

止まっていいよとやさしいひとは言う。

じゃあ止まらせていただきます、ありがとうございますと言わないのはどうしてだろう。

このまま止まらないで泳ぎ続けて、ほんとうにそれはもう完璧に壊れてしまったら、その時わたしはどう感じるのだろうと思う。

自分のことしか考えられない下らないわたしは、きっと一瞬ほっとするだろう。

これでもう止まっていい(止まるしかない)理由が生まれたと、ほっとして、やっと休まることができるだろう。