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今日はどんなの聴いてんの

わたしが何年も何年も懸けて渾身のちからで綴り続けてきたこと、愛し続け光を見たり闇を見たりしてきたもの、道端の花が今日もグロテスクで可愛かったこと、どんづまりの気持ちなのに煙草が切れたから仕方なくコンビニへ行ったらレジの人に話しかけられてそれだけで何だか救われたような気持ちになってしまったこと、泣きじゃくりながら夜の道をひとり歩いて帰った理由(一生愛している歌を聴いたら自分の中に確実に生まれてしまった愛をまざまざと見せつけられて、その途方もなさに泣きじゃくりながら帰ったんです)、何の代わり映えもないそれでも必死にひとりで立って生きてる毎日のこと、「眠れない」、わたしの左腕の理由、わたしの胸に棲む蛾の理由、そういったこと全てから、愛しい愛しいきみは目を逸らす。わたしの愛おしいひとは、いつだってわたしの生肉に触るのが怖くて仕方がないようで、どうして、わたしが一等好きな意味は「どうして」、ねえ、わたしちゃんと生きてきたのよ。