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フロントメモリー

ずっと独りだったはずなのに当たり前のように落ち込んだり不在に遣り切れなくなって夢みたいな夢から起き抜け奇声を発して煙草に火をつけたりバイトも遊びも無い休日は大森靖子とコウセイとの子を繰り返し聴いて落ち込んだり起き上がったり、わたしの生活は所詮こんなもんだよきみの生活はいいにおいがしてますか?
ちゃんと絶望したはずだったのに今は何もピンと来ない、愛とか恋とかもうそろそろ怖すぎるでしょ、傷付くことにも慣れてきたし、セックスだけならわたしにも出来るはずと思ったのにセックスすら出来なかった、わたしはバカだから、誰にも触られたくなんかないのだったね。
せめてアルコールをと思い9%のロング缶を飲めば首と頭の付け根がギリギリ痛むし外はキリキリしてまじ寒ーし電話もメールも来ないし毎日部屋ん中で阿保面引っ提げて口開けたまま白目剥いてるしかお前は脳が無いのかよ。それより愛を誰よりも欲している癖にバケツの底が抜けてて今日も違う女の股に性器突っ込んでアヘアヘ射精しちゃってる馬鹿よりマシでしょ。そうだね、わたしもそんな馬鹿になりたかったよ。わたしも逃げ道が欲しかった、わたしもあんな風になりたかった、いいよね君は睫毛も長いし、いいよね君はすごくやっていけそうだし、ただぼんやりと生き延びることが得意で良かったね。わたしはなれなかったし殺せなかったし死ねなかったら生きるしかないし生きることは全然オシャレじゃないし汚されるためのピンクじゃないわ、愛する気持ちだけでは報われなかったすべて僕じゃ何も出来ないかなってそれは本当にそれで、わたしはもう全部全部どうでもいいよ。