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ノスタルジーに中指立ててファンタジーを始めただけさ

隣のババァは暇で風呂ばっか入ってるから浴槽で死んだ、わたしは歌を歌っているどういうことか分かるだろう?ノスタルジーに中指立ててファンタジーを始めただけさ、全力でやって5年かかったしやっと始まったとこなんだ



わたしが死にたくて死にたくて堪らないときに出会った失語症のひとが流したピアノマンも、その人が最後振り絞るように渾身の力で、潰れた声で発したありがとうも、認知症の進んだ寝てばかりいる老人が発した寂しいも全部全部憶えてる。
手首に躊躇い傷ばかりつけていた女の子の言った生きたいや、色々な男の人とセックスをしている娘の発した愛されたい。
わたしはそういうものを信じたいし、そういうものしか信じられない。


最近ナメクジを二匹飼い始めた。ナメクジに性はないから、シドニーとミーシャと名付けた。もしわたしが再び裏切られたら、こいつらに塩をかけようと決めて飼った。きっとわたしは、この二匹を死ぬまで大切にするだろう。わたしはもう、わたしの指を伝って這う姿を愛おしいと感じてしまったからだ。


わたしはわたしの脚で何度でも立ってやる。誰にも殺させやしない。分からないなら死ねばいい、わたしはまだ歩ける。