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キャメルのコート(笑)

駅で大親友を待っていたら男にナンパされた。
わたしは最高に久々にダウナーで、服だって何も考えずラクな物しか選ばかなかったし9個も空いてるピアス穴にはひとつもピアスを通さなかったしパーマをかけたばかりの髪の毛は寝起きのまんまでただの浮浪女と見られてもおかしくないし肌はボロボロだったしメタルを爆音で聴いていて今にも人を刺しそうなオーラを纏っていた、声を掛けてきた男の顔はイタリア人みたいに彫りが深くて所謂「イケメン」でした。
男の言葉を右から左に流しながら冷静にその男の服装を観察したらとても高価そうな服を着ていた。クソ適当な服とクソダウナーなツラを引っ提げたわたしはそいつに「アパレル関係ですか」と言われた。こいつからしたらわたしは「この程度の女なら簡単に引っ掛けられるだろうしヤレるだろう」という存在だったんだろうなと思った。死ねば良いのにと思った。
恋人と、信頼置ける男友達以外の男の性のかおりに吐き気すら催すようにまでなったのにそれでもこれかと思った。男からしたら女なんて所詮肉塊に過ぎないのだろうか。チンコ腐ってもげればいいのに。

クソ程詰まらん男ののっぺりとした与太話を適当に聞き流していたら間も無く友達が来てくれたのでわたしはそいつに喧嘩をふっかけていつもの如く大変な沙汰にならずに済んだ。

帰り道、大森靖子を聴いた。彼女の音楽はわたしの味方だった。
家までの坂道を登っていたら前を歩く女の子がガードレールやフェンスに揺れながらぶつかり歩いていた。自分を見ているようで目が離せなかった。