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だいすきなひとから離れたくなくて学校と家の往復地獄に戻らなければならない前夜このわたしが、寝過ぎて死ぬと言われたこのわたしがあまり眠れなかった。
疲れて寝息をたて始めたその愛しい愛しい顔とその息を聴いていればわたしはいつだって気付けば眠っていてそして気付けば朝になっているのだったのに、きのうの夜はほんと駄目で、何度も何度も起きては隣にある伏せられた睫毛とか腕とか胴体とか首とかそういうものを確認するように見遣っては繰り返される夢からの息継ぎを聴いていた。
眠りが浅かったわたしはアラーム音一回目で飛び起きて、翌日になってしまったという現実に頭を掻き毟りたくなって何度も何度も嫌だ嫌だを吐き出した。嫌だ嫌だの呪詛にすら似たものを吐いていたらだいすきなひとが「居てもいいよ」と言ってくれてやっとはっとすることが出来たやっぱりわたしは逃げ道とか、余裕とか、そういうもんつくれないと死ぬんだなって毎日3回は思ってる。

女が45人居る湿度の高い四角い箱に来ると全コマ自主勉で分かってたことなのに本当下らないと思った。
こんなギリギリの思いしてまで来たのだから勉強しようとしても視界には45個分の後頭部が勝手に入ってくるし、物音とか、声とかうるさくて全然集中出来ないからイヤフォン耳に嵌めてたら教員に「集中してやれ」と言われた。
なんかもう、まずわたしって天性の「好きなことしか出来ない」人間だし、それでもやるしかないって斜め下から睨んで踏ん張ってペン持って教本開いてこのちっぽけで既にキャパオーバーしてる脳味噌に詰め込んで詰め込んでしてる、でも勉強してもしても足りない気がして怖過ぎてもう本当、マジで闘いたくないんですよ、逃げたいんですよわたしだって、わたしだって擁護されたいんですよ、小さい子供みたいに護られたいんですよね。
でもなんか速い音楽を今日一日中繰り返し繰り返し聴いてたらこんな膝から崩れ落ちそうな気持ちでやっと学校来たのに集中しろとか頑張れよとか真剣にやれとか好き勝手言われてるのに腹が立ってきて、そんな中あまいを読んだら「潰されるか最強になるしかない」みたいな事が書いてあって、わたしこんな下らない勉強に殺されたい訳がなくて、だったら最強になるしかないんだなって思った。すきなひとにすら会えないこの生活はクソであり地獄なんだから、だったら邪魔する奴には黙ってて欲しい。勉強して成績上げれば黙ってくれるんでしょう。
試験落ちた時わたしは絶対わたしを恨むし殺したくなるからもう身体が壊れるまでやってやるって思った。

そんなわたしの今日の味方は、だいすきなひとが貸してくれた水色の可愛いパーカーとあったかい水筒でした。

この最強は何日続くかな。そういうのも全部怖いしわたしが一番信用してないのってわたしだよ。