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君がいない夜、僕は死にたい

知らないうちに梅雨が明けていたらしい真夏の篭った暑さのなかバスを待つ。
好きだった宝物にすら踏み躙られて嗤われてる気がして好きだったものをブチ壊してしまう馬鹿はこのわたしです。
綺麗に生きたいの?っていう言葉がずっと引っ掛かっていて、その言葉に対して彼女が言った「綺麗に生きたかったらもう生きてねえよ」という言葉も引っ掛かっている。そうだよなあ、そうなんだよなあと頷くわたしはまだまだ全然綺麗に生きたい。全く綺麗なんかじゃないのにそれでも美しく生きたいともがく姿が美しいと思うからだ。今のわたしは完璧にもがいていて、苦しくって堪らない。これを美しさと呼ぶのなら、しあわせなんて何処に在る。
このままじゃ厭だこのままじゃわたしはどっかがプッツリ切れるだろうと、好きなひとに切実にキレキレになりながらお願いしたのは紛れもないこのわたしだ。
何を見ても君を思い出すしわたしを女として認識している人と居ると君と居たかったと心底思う。
君が好きなのはわたしじゃない、君が選ぶのはわたしじゃない、君がしあわせを伸び伸び感じられるのはわたしじゃない、そんなこと達を変えられると、白子のようにおめでたい脳味噌でもしかしたらと期待に胸をぱんぱんにして告げたあの夜はもう過去なんですよ。
好きなひとの好きなところは、好きなひとに大事なひとが居るというところ以外のぜんぶです。それってマジで絶望的です。はやくやめろと皆言うけれど、わたしだってこんなのはやくやめてえわ。
みんな誰かの愛しい人?何だよそれ、しゃらくせえ。
君がいない夜、僕は死にたい。
君がいない夜、君の隣には彼女が居るから。だから僕は死にたい。