2014.01

きみと聴いた曲を聴けない

遠い知らなかった街から帰って来て、つい一昨日のことだったのにもう遠いむかしのことみたいで、あんなにもしあわせだったからね、驚くほどたくさんの涙が出て、それはもうゆるゆると出て、あっちにはヘンな形の尻尾の猫が仰山居って、坂道階段多かった、きみの部屋までの細い坂は実は結構気に入っていた、礼儀正しい若い女の子が多かった、たばこやさんが多かった、路面電車も海に囲まれている街も初めて見るものがたくさんあった、何でもかんでも美味しくて4キロも肥ったのに3日から特に何も食べたくない、きみとの生活を忘れたくないと身体が拒否している感じ、わたしは東京のギラギラと人混みの中であの部屋に帰りたいあの部屋にしか帰りたくないと泣いて泣いて泣いて泣いた。車の中で聴いた大森靖子、フロントガラスから見える高速道路の灯り、冬なのに寒さが気にならない、借りた映画は結局3本も見ないまま返しちゃった、ボールドのにおい、それを侵食するかの如くがんばる煙のにおい、あの部屋で吸ったヘンな煙草たち、黄色とピンクのプラスチックコップ、ベッドの上だけいつだって綺麗だったね、「アンダーグラウンドは東京にしか無いんだよ」、僕らは海ばかり見ていたね、ヤギがたくさん居て笑ったね、何だかんだチーズカステラが一番おいしくて、きみの部屋のにおいは初めて嗅いだときから好きになるって分かってた、片足だけ赤いマニキュア塗って、たくさんのいたずらをしてそれに律儀に応えてくれたね、離陸離陸離陸、「出会えた喜びはいつも一瞬なのにどうして別れの悲しみは永遠なの」、嘆いてばかりじゃいられない、きみの居ない街でいられない、嘆いてばかりじゃいられない、引き摺る、引き摺る、冬を望んだと思ったらわたしはもう春を望むいそがしい女です、きみを待つ淋しささえ幸福でした阿呆みたいに待てました、カップソングというものを覚えましたいつかきみに見せたりたいです、泣いて泣いて泣いて泣いた、きっと泣く、ついさっき、大森靖子を聴けました。

 

泊めてくれて甘やかしてくれて一緒にお酒飲んでくれて煙草吸わせてくれて髪を編んでくれてサワラを食べさせてくれてカップソングを教えてくれたSIOUXちゃんありがとう。

 

わたしはこんなにもここに転がってわたしに覆いかぶさる『生活』に馴染んできている。

わたしはこんなにもちゃんとしっかりきちんと戻ってる。

こんなにも。

あのとてつもなく幸福な数日感がまるで遠いむかしみたいに。

やってくしかねえんだよ。

2014/01/05 (Sun) 20:58

 

 

 

 

ほうふ

去年の抱負「オロオロしない」

 

2014年の抱負「よく興奮する」

2014/01/06 (Mon) 0:12

 

 

 

夜眠るときよりも朝目覚めたときのほうが寂しいなんて。虚しいなんて。久し振りの感覚だ。小さな子どもだった日の。

 

こんなことやってる場合じゃないんだけどなあ。

僕はまだベッドから起き上がれない。

2014/01/06 (Mon) 12:28

 

 

 

 

どうも

2014/01/06 (Mon) 15:15

 

 

 

きみの隣で聴く「わたしたち」の歌はぽあだむで、きみを想いながら聴く「わたしだけ」の歌は光や新訳 銀河鉄道の夜

2014/01/21 (Tue) 20:34

 

 

 

「からだが自分の物だっていう感覚が薄いの。だからと言って誰かの物だとも思えない。可笑しいこと言うけれど、みんなの物だって感覚が一番近いんだよ。欲しがる人の物。笑っていいよ」

2014/01/21 (Tue) 20:35

 

 

 

 

ハロージャパン

2014/01/25 (Sat) 12:46

 

 

遠いむかしから

男のひとはセックスしたくなった瞬間に眼が底無しの井戸みたいに真っ黒になるから、わたしはわたしの身体が血の袋として認識された瞬間がわかる。

わたしには何だってわかるんだよ。

2014/01/26 (Sun) 20:42

 

 

我が癒やし

我が癒やし

たくさんどつかれたけど生脱糞も見せてくれたし何度も癒しと笑いをありがとう。愛してる。

2014/01/26 (Sun) 20:45

 

 

 

 

これがソレだ。

2014/01/26 (Sun) 21:02

 

 

にせんじゅうさんねんのしがつにじゅういちにち

いつものように、いえいつもよりも少し増して同じ苗字を持つ二人から精神的打撃を喰らっている夢のなか、あなたはわたしの夢に出てきていました。あなたがわたしのこの箱の中にあるソファーに共に横に座ったとき、わたしはこれでああ何が起こっても折れることはないだろうと思ったのです。

 

それは寝起きの目醒め設定。あなたは声をほんの少し(それはそれはすてきに)掠れさせてわたしの横に重みを置きました。その重みとその声で冷たく凍ったわたしは忽ち解きほぐされ解凍されて、この世界のすべての動物園と遊園地と図書館と毛糸玉と涙を拭うひとさし指、戯れ合い噛み合うトラのこどもの前歯が感じる相手の産毛と皮の感触、歯医者おんなが患者にかける膝掛けの軽さ、(ひざかけしつれいいたします)、この世界の全部この世界のそういったものぜんぶぜんぶになった気持ちになり、あなたに喉が渇いたでしょうと訊いたのでした。

 

うんと応えるあなたに何が飲みたいと訊くわたし。

 

アセロラジュース。そうあなたはいたずらを思い付いた子供のような色に目を輝かせて言う。わたしはほんの少しだけ戸惑う。何故ならうちにそんな色鮮やかなジュースがあった試しが無いから。あなたのその目の光をしゅんと消して曇らせてしまうのではないかと思うと悲しくなる。あるかなああるかなあと上唇と下唇から手鞠麸を飛ばしながら歩いて冷蔵庫へ手をかける(昨日うちには茶色い最先端な冷蔵庫が来たけれどわたしが夢のなかで手をかけた冷蔵庫は今まであった白い冷蔵庫でそれは歴史)ひらく(確かな手応え)するとそこにアセロラジュースはあった。君が望んだアセロラジュース。薄赤い甘酸っぱい液体。わたしは嬉しくなって嬉しくなって君に言う。 

 

奇跡だよ! 

 

君が微笑ったのを背中の眼がとらえてわたしの肩はうきうきしてる。

 

 肩をうきうきさせたま侭、わたしは薄青いガラスのコップを選び取る。さあさアセロラジュースアセロラジュースとコップに並々と注ぐ。するとそこに注がれた液体はそれじゃない。牛乳だった。白い牛乳だった。あれ何してんねやろー、と笑いながらさて今度こそはと注ぐ。注がれたそれは少し何かが少し違う。薄赤をしていない。どちらかと言えばむらさきだ。そうそれはブルーベリー。それじゃないのにそれじゃないのにと何度も何度もコップに液体を注いではシンクに流してゆくそれを繰り返す。わたしは早くあなたの喉の渇きを取り除いてあげたい。けれどいつまで経ってもわたしがあなたへ運ぶ為の薄青いガラスに満たすのはあなたが望んでいるものとは違うものだった。わたしがあなたにあげたいのはこれじゃないのにいつまでも何度繰り返してもわたしがそこへ注ぐものは違うものだった。わたしは段々わらえなくなってくる。段々おどけて遣り過ごすことが出来なくなってくる。わたしの背中の眼は段々と気付かぬうちに愛しいあなたをとらえる余裕が無くなっていく。わたしの背中は肩は先程まであなたを感じていたのに今ではわたしの中は目の前の薄青と色を変え続ける液体でぱんぱんになってしまっている。ぱんぱんに、ぱんぱんに、ぱんぱん、ねえ、あなたはどこ。いいえ、正しくは。あなたを感じていたわたしはどこ。

 

 

目を醒まし、夢を脱いだわたしはわたしに問う。

わたしと君はこの抜け殻のようなことを繰り返してはいないかと。

2014/01/30 (Thu) 20:40