『ドリーマーズ』マイケルピット

イザベルとテオがベッドで真っ裸ですやすや眠っている景色が好きだった。
ぼくらはどこへも行けないから、どこへだって行けるんだよ。
なのに映画は進んじまう。
社会の話になってしまう。
そのままでいいのに。そのままがいいのに。変化なんて欲しくないのに。
映画というのは成長物語だとまっつんが言うとった。本当にそうだ。
映画は走る。止まらない。進む。
白いシーツの上のふたつの裸を変わらずにいてと願うわたしはさながらイザベルでした。